秘密の岬から あの恋人達は なにを見た？
さっき覗いた場所から☆波打ち際の露天風呂☆からの眺め
こんなお風呂に入って―覗ける景色はまるで絵画よねー
あー あそこの岬に恋人達の残像が見えるよねー
いやぁーーん 仲睦まじくて熱くなるわぁー―
その隣の☆波打ち際の露天風呂☆男湯からの眺め
角度がちがうと またおもしろい風景が現れる
右の岩場を走り岬を目指して歩きます
この道をあの恋人達も手をつないで歩いたのでしょうか
「うわぁーー なんかスリルがあるわねーきゃぁーー」
「大丈夫か しっかり手を繋いでなくちゃだめでしょ」
なんて 語りながらこの道を歩いてきたのでしょうね
ほーらぁー その柵の前に肩を寄せる二人が見える人はすごい
そうです この場所でまたちがった 三四郎島と道の海を見たのね
なんか 感情移入しちゃって楽しくなってきちゃったね―
「すんごいねー こんな近くに磯があったんだぁーー」
「すごいだろう こんなに近くで海を感じられるなんて」
海の道からは この磯ははっきり見ることはできないのよね
すごいわぁーー 渡って行けそうなくらいだよねー
それじゃぁーー 泳いで行ってみればぁーー楽しいよ
おいおい 今は秋で泳いだらさみいーじゃないかよー
ほーらぁーー 行け― 泳いじゃえー がんばれー
あれー あそこに鳥がいるじゃない
餌の魚を狙っているのかなぁー――
そうさぁーー 僕みたいに君を狙っているんだよー
うわぁーーー 言っちゃったぁー 言っちゃったぁー
ここから見る三四郎島の景色はいつもの景色より近くて
そこに手を伸ばせば届くような絵が目に心に映し出される
裏を見ると あの☆波打ち際の露天風呂☆が見えた
ねえねえ あれって女湯？男湯？
「あれはねー たしか男湯だよ＾－」
「きゃぁーー」って隠した顔の指を一本広げたかあいい顔が見えた
「でもねー 今の時間は立寄り入浴だからこないでしょ」
「なんだぁーー ざんねん」おいおい おめーはどっちだよー
そんな 話をしたのかは定かではありません
でもー 見える景色は激写したフォトのとおりです
一度 ここから手に届きそうな景色を見たいよねー
なんなら 裸になってあの露天風呂からこの景色見たいかぁー
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